代表取締役会長の武藤花緒理(むとうかおり)です。
高品質のヘナをインドより直輸入して「太陽と大地のヘナ」として、主に理美容院様に販売をしています。
「医者が治せないなら、私が治す!」と、まだインターネットもない中で本を読み、セミナーなどに参加し、少しずつ「なぜアトピーになったのか?」が分かってきました。
原因は一つではないのですが、自分が普段から使っているシャンプーや洗剤、化粧品などが皮膚から吸収され、それがお腹の子どもに影響を与えることがあると知りました。
知らなったとはいえ、なんでこんなことに…と、かゆくてかきむしり血だらけになる息子を見て、何度も涙を流しました。
いつ治るか分からず、夜も眠れない日が続きましたが、身の回りの日用品や化粧品を天然系のものに変え、食事も気を付け、離乳食が始まるころには、まだ手に入りづらかった無農薬の野菜などを中心に、添加物もできるだけ避ける食生活をしていました。
そんな生活を半年ほど続けたところ、息子の肌が少しずつ良くなっていき、1歳の誕生日を迎えるころには、アトピーだったことが嘘のような肌になりました。
また、当時実家の美容室で働いていた私は「美容室には化学薬品しかない」と言うことに改めて気づきました。
当時はスタッフが10名ほどいるお店だったのですが、その中には手荒れで悩むスタッフが何人もいました。
指は絆創膏でグルグル巻きにしていても、血がにじんできたり、爪の形が変形していたりしていました。
美容材料をすべて天然に変えることは不可能でしたが、よい物を探し少しずつ自然派の美容室に変わっていきました。
そんな時「ヘナ」というヘアカラーがあることを知りました。
美容師である姉に聞いてみると「昔ヘナを使ったことがあるけど、変な色になるし、髪は全然よくならないし、あんなのはダメ」と一蹴されました。
しかし、たまたまいとこが「いいヘナがある」という情報を持ってきたのです。
姉と私は半信半疑で使ってみると、どうも姉が言っていた昔のヘナとずいぶん違うようでした。
自分たちで試し、お客さまにも少しずつおススメしていくと、ヘナをした方の髪が驚くほどきれいになっていくことが分かりました。
髪にはツヤが出て、ハリやコシも生まれ、髪の傷みに悩んでいた方たちが、どんどんキレイになっていくのです。
また、手荒れに悩むスタッフも少しずつ良くなり、ヘアカラーよりヘナの比率が多くなっていくと、スタッフの体調もどんどん良くなっていきました。
当時、主力のスタッフが突然やめたり、姉の出産が重なったりと、売上がどんどん落ちていく状況だったのですが、このヘナをお客さまにおススメしていくと、遠方からもお客さまが集まり、売上もどんどん伸びていきました。
いわゆる「予約の取りづらい店」となったのですが、その時にふと「支店を出そうか」と思いました。
しかし、「今自分たちが支店を出したら、他のお店が困ることになる。それよりも、このヘナを美容室に広めることで、その美容室とそこに来るお客さまの悦びをもっと増やすことができるのではないか」と思ったのです。
そこで、まずは知り合いの美容室にヘナを伝え、販売する業務を始めました。
自分たちが使うときと、美容師さんに伝えるのとではずいぶん勝手が違いましたが、少しずつ取引先の理美容室が増えていきました。
取り扱いを始めた方たちに聞くと、やはり「お客さまの髪がどんどん良くなる。とにかくそれが嬉しい!」「客単価も上がり、お客さまも増え、経営が楽になった」そんな声を多く聞くようになりました。
私は現在も太陽と大地のヘナを1軒でも多くのサロンに伝えなければという使命を感じています。
それは、毎年全国で1万軒の美容室が開業し、8千軒が廃業するという現状の中「太陽と大地のヘナを知っていたら、もっとお客さまの悦びをつくり、お店をつぶさずに済んだのではないか?」「他店との差別化が難しい業界で、太陽と大地のヘナを活用すれば、もっとそのお店らしい営業ができるのではないか?」と感じているからです。
とは言え、「太陽と大地のヘナを導入さえすればお店が繁盛する!」とは思いません。
飲食店に例えると、太陽と大地のヘナは食材と同じです。飲食店で新鮮でおいしい食材を使うことは絶対必要条件です。
しかし、よい食材さえ仕入れればお客さまの悦びをつくり、繁盛するお店になるでしょうか。いくらよい食材があっても、レシピを知らなければ作れませんし、煮る・焼く・蒸すなど、素材に合わせた調理方法を知らなければ、おいしい料理は作れず、お客さまに悦んでいただくことはできません。
それと同じように良質な太陽と大地のヘナを導入しただけでは、お客さまの悦びをつくることができません。
技術や知識、経験が最低限必要で、そこにさらに創意工夫が必要なのは言うまでもありません。
エコノワでは、美容材料として良質な太陽と大地のヘナと、それに関わる技術や知識を伝えることができます。
またマーケティングやお客さまへの提案力が問われるカウンセリング術なども提供をしています。
しかし、それを使いこなすのはあくまでも美容師の方々です。
「太陽と大地のヘナを導入することが目的ではなく、太陽と大地のヘナを活用し、お客さまの悦びをつくり、選ばれるお店になることが目的」と私は考えます。
ですから、「とりあえずヘナもメニューに入れたら差別化できるかな」という安易な気持ちでの導入や「売上が上がりさえすればいい」「お客さまの髪の傷みや健康よりも、見た目さえよくなればいい」そんな風に思う方には、太陽と大地のヘナは使っていただきたくないと思います。
「お客さまの髪がきれいになることが本当にうれしい」「お客さまの頭皮や髪の悩みを解消したい」「そのためには、しっかり学び経験を重ねることに時間や労力は惜しまない」そんな方たちに使っていただきたいと思っています。
そして、そんな気持ちさえあれば、「お客さまの悦びを生み出し、選ばれるサロン」に必ずなれると信じています。
あなたも太陽と大地のヘナを活用し、悦びを生み出すサロンになりませんか。